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楽天・三木谷氏「郵政提携、金融やモバイルでも深化」

記者会見で資本提携を発表し、グータッチをする楽天の三木谷会長兼社長㊧と日本郵政の増田社長(12日午後、東京都千代田区)

楽天日本郵政は12日、資本業務提携を結んだと発表した。東京都内で記者会見を開いた楽天の三木谷浩史会長兼社長は「金融やモバイルでも提携を深めたい」と話した。日本郵政の増田寛也社長は「デジタルとリアルを掛け合わせたい」と述べた。主な一問一答は以下の通り。

――2020年12月に物流分野の業務提携を発表した。どういう経緯で発展したのか。

増田氏「1月に楽天から資本提携に進める提案があった。郵政はリアルで楽天はオンラインと異なるが、社会インフラという点で相通ずるものがある。企業文化の違いはむしろお互いを刺激し合えると思う」

三木谷氏「創業以来、このような大型の出資を受け入れるのは初めてだ。重みを感じている。物流以外の分野でも提携を深めていく方針で、スーパーアプリも含めて検討したい。利便性がポイントであり、ユーザー目線で向上したい」

――具体的にどう協業するのか。

増田氏「楽天はデジタルトランスフォーメーション(DX)で先進的な知識や経験、事業化のノウハウを持つ。ゆうちょ銀行は金融アプリの使い勝手が遅れており、金融のDXを進めたい。地域貢献も考えている。地方創生をテーマに金融や電子商取引(EC)で積極的に提携したい。具体案は4月に発表する」

三木谷氏「今回の提携は物流から始まったが、お互いにシナジーが出せる分野はたくさんある。日本郵政は郵便局やゆうちょ銀行といった全国のユニバーサルサービスに使命を持つ。楽天も全国の小売店やホテルなど地方経済の応援に力を入れている。基本となるミッションは同じだ」

――人材交流はあるのか。両社の決済サービスはどうすみ分けるのか。

増田氏「日本郵政は4月から楽天社員の受け入れを始める。楽天社員からDXを学びたい。日本郵政から楽天に派遣するなど様々な交流があっていい。楽天と相談して進める。決済サービスは細かく決めていない。需要を見極めたい」

――日本郵政との提携で楽天の配送はどれくらい速くなるのか。

三木谷氏「具体的な短縮期間を説明することは難しいが、物流のデジタルプラットフォームの共同開発でかなり効率化が進むだろう。人工知能(AI)の導入で郵政側にも貢献できる。今後5年は世の中が大きく変わる。モバイルだけでなく、物流やAIにも投資をしていきたい」

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