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アサヒGHD社長に勝木氏「ドライ拡販、世界10位内に」

(更新)
記者会見で肘を合わせるアサヒグループホールディングスの勝木敦志次期社長㊨と小路明善次期会長(12日、東京都千代田区)

アサヒグループホールディングスの新社長となる勝木敦志専務は小路明善社長とともに、オーストラリアのビール最大手など海外でのM&A(合併・買収)を取り仕切ってきた。今後は海外事業の拡大と同時に、低迷する国内のビール事業の立て直しが求められる。新型コロナウイルス禍の難局で厳しい船出となりそうだ。

12日に開いた記者会見で、小路社長は「(売上高などが)グローバルビールメーカーとして念願の上位入りを果たした」と語った。2020年12月期の海外売上高比率は就任前の15年12月期の15%から39%に、事業利益に占める割合も10%から49%に拡大。グループ従業員約3万人の過半を海外国籍が占めるなど、グローバル企業に脱皮しつつある。

16年から17年にかけての1兆2千億円を投じた欧州のビール会社の買収に加えて、20年6月に豪州のビール最大手を約1兆1千億円で買収したことで、グローバル化路線に大きくかじを切った。

勝木氏が取り組むのは日本と欧州、豪州を軸にした海外での高級ビールの拡販だ。勝木氏は「ロンドンなど主要都市でスーパードライの販路を広げ、ブランド別で世界販売10位入りを目指す」と話す。

国内はコロナ禍で飲食店向けの販売が急減している。スーパードライは飲食店向けの販売が半数を占めていたため、特に影響が大きい。各社が家庭向け需要にシフトし、キリンビールが20年10月に家庭向けの商品「一番搾り糖質ゼロ」を投入し販売を伸ばしている一方、アサヒは目立った成果がない。20年は国内のビール系販売量で首位の座を11年ぶりにキリンに奪われた。

「不撓(ふとう)不屈の精神で臨んできた」。勝木氏はこれまでの仕事ぶりについてこう話した。コロナ禍で激変するアルコール市場にどう対応するか、注目が集まる。

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