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第一三共、アストラゼネカのワクチン製剤化を開始

(更新)

第一三共は12日、英アストラゼネカの日本向け新型コロナウイルスワクチンの製剤化を始めたと発表した。同社からの委託を受け、輸入されたワクチンの原液を容器に充塡する。アストラゼネカは海外で使われている医薬品の審査を簡略化する「特例承認」を厚生労働省に申請中。事前に供給体制を整えることで承認後に迅速に出荷できるようにする。

アストラゼネカは日本政府と1億2000万回分(6000万人分)のワクチンを供給する契約を結んでいる。原液はまず3月までに3000万回分を海外から輸入し、その後に9000万回分を国内で製造する計画だ。第一三共の子会社、第一三共バイオテック(埼玉県北本市)などが容器に充塡して製品化する。

アストラゼネカのワクチンは欧州などで接種が始まっている。因果関係は不明だが、欧州の一部の国では接種後に血栓ができる事例が確認されたことから一時停止する動きが出ている。

日本では2月に特例承認を申請した。2020年8月から日本人での安全性や効果を確認する臨床試験(治験)を実施しており、3月中にもデータを厚労省に追加提出する。その後、厚労省が国内での使用を承認するか判断する。

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