宇部興産 EV電池材料、北米に新工場
[有料会員限定]
宇部興産は化学品事業で製品の高機能化を加速させる。主力製品のナイロンや合成ゴムでは汎用品から付加価値の高い製品へシフトする。自動車の電動化で注目が集まるリチウムイオン電池関連では、セパレーターの拡販を狙うほか、北米で新たに電解液の原料を生産する計画だ。泉原雅人社長に今後の成長戦略を聞いた。
――新型コロナの感染拡大の影響は。
「自動車用の部材や機械は一時期、落ち込みが大きかった。衣料品の需要も落ち込み、合...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1576文字