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コニカミノルタ、米アマゾンと医療データ基盤に参入

(更新)
コニカミノルタプレシジョンメディシンの藤井清孝会長兼CEO(10日のオンライン説明会のスクリーンショット)

コニカミノルタは10日、米国の医療子会社を通じて、医療画像や遺伝子情報などのデータを統合・活用するプラットフォーム事業に参入すると発表した。X線撮影や遺伝子検査など個別の診断データを一括で解析することで、個々の患者に応じた精密な診断を支援。医療の質の向上やコスト削減に役立てる。米アマゾン・ドット・コムの投資を受け、傘下のクラウド上で運用する。

このほど医療データの連携プラットフォーム「LATTICE(ラティス)」を立ち上げ、コニカミノルタが手がけるX線画像などのデータを統合。2017年に買収した遺伝子によるがん診断を提供する米アンブリー・ジェネティクスや、製薬会社の創薬を支援する米インヴィクロのデータを活用していく。アンブリーでは既に150万人分超の解析データを蓄積しており、がんや認知症などの難病の早期発見や治療精度の向上を図る。

アンブリーが手がける病気にかかる前の予防に役立てる健常者向けのサービスとも連携させる。21年度に実証を手がけ、3年後をめどに商業運用に乗り出す。自社グループの検査サービスの精度向上によって収益向上を狙うほか、医療機関や製薬企業からデータの使用料を得る。

コニカミノルタの米国医療子会社、コニカミノルタプレシジョンメディシンの藤井清孝会長兼最高経営責任者(CEO)は、米国を中心に医療データを活用するビジネスの競争が激化していると指摘。「遺伝子や組織のたんぱく質、患部の画像の情報をつなげることで、病気のメカニズムをより深く解き明かすことができる」と語る。グループでX線診断機器や超音波機器を手がけている点を強みに競争力を高める。

遺伝子のデータ量は膨大なため、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を使うことによって安全で低コストのデジタル基盤を運用する。アマゾンから受ける投資の金額や比率は非公表で、まず5年間連携する。

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