アパレル、仕入れ最大4割削減 TSIは定価販売8割目指す
脱・安売り悪循環 コロナ下で商習慣見直し
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業績悪化に苦しむアパレル各社が、大量仕入れと安値販売という従来の商慣習の見直しを急いでいる。アパレル大手のTSIホールディングス(HD)は今春夏商品で仕入れを前年比2割減らすほか、定価販売の割合を8割に引き上げる。カジュアル衣料のライトオンは仕入れを最大4割減らす。過剰在庫の発生を抑え、確実に売れる商品を定価で販売して収益を改善させる狙いだ。
店頭セール廃止を拡大、D2Cに注力
TSIHDは2021年春夏商品の仕入れを、ブランド...
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