マルハニチロ、ベトナムの水産加工を子会社化
マルハニチロは8日、水産加工を手がけるベトナムのサイゴンフードジョイントストックカンパニーを連結子会社化すると発表した。サイゴンフードは魚を切り身に加工しマルハニチロなどに出荷するほか、同国内で自社ブランドのレトルト食品なども販売する。マルハニチロはサイゴンフードの販路や拠点を活用し、同国での事業展開の足がかりにしたい考えだ。

投資額やサイゴンフードの売上高などは非公開。1月末に発行済み株式の57.9%にあたる1158万株を個人から取得する。マルハニチロによると業績への影響は軽微という。
サイゴンフードは本社はホーチミン市に置く。業務用にサバやアジを切り身に加工するほか、同国内で「SGフード」ブランドで、レトルト食品や冷凍食品なども販売している。生産能力は年間1万6000トンで、マルハニチロは2017年から魚の切り身を製造委託していた。