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建設技術研究所、VRで橋梁再現 技術者研修に活用

建設技術研究所が開発したVR研修の画面。橋の桁下にも入り込み損傷箇所を探す

建設コンサルティングの建設技術研究所はヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着し、仮想現実(VR)上で橋梁の定期点検の研修ができるシステムを開発した。新型コロナウイルスの影響で技術者の移動が制限される中、現場に集まることなく各地で研修を受けられるようにした。社内研修に限らず、同社が自治体などの外部に向けて実施している講習での利用も予定している。

若手技術者を対象に現場で実施している研修を再現し、各地の事業所で橋梁点検の基礎技術を習得できるようにした。HMDを装着し、コントローラーを手に持って使用する。実際の橋梁を撮影した360度画像を使用し、バーチャル空間を歩いて周囲を見渡しながら損傷箇所を探し出していく。図面などの情報を手元に表示して、いつでも確認できるようにした。

技術者がコントローラーを操作して、橋台の側面や配水管など点検が必要な場所を選択すると損傷部分を拡大した画像を表示する。それぞれの箇所で損傷の程度を問うクイズを出題し、回答後は補修後の画像を表示して損傷の直し方を学習できるようにした。10問のクイズに回答して点検を終えると、成績や所要時間を表示して研修を振り返られるようにした。

VRコンテンツ制作のエドガ(東京・江戸川)が協力した。事業所で研修を疑似体験できるようにしたことで現場に移動する手間をなくし、新型コロナの流行が収束した後も使用する見込みだ。今後はトンネル点検などの場面にも対応し、建設技術研究所が地方自治体の職員や建設コンサルタント向けに実施する研修で導入していく。2022年4月以降には安全教育用のコンテンツの制作も予定している。

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