ベインが日立金属買収へ 素材再編、ファンドが呼び水
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日立製作所が上場子会社の日立金属の売却先として、米投資ファンドのベインキャピタルと日本産業パートナーズ(JIP)などで構成する日米ファンド連合を選んだことが分かった。素材は日本の製造業を支えてきた基幹産業だが、日立金属のように古参の名門企業が多く、再編が遅れていた。そこにベインのような投資ファンドが風穴を開け、新陳代謝をもたらそうとしている。
「独占禁止法の懸念がないのは助かる」。日立金属の売却交渉に携わる投資銀行...
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