アキュラホームの注文住宅、ウイルス対策を標準装備
住宅メーカーのアキュラホーム(東京・新宿)はウイルス対策を標準装備した注文住宅の販売を始めた。在宅勤務の増加で光熱費を抑えたい人に向け、太陽光発電システムも搭載した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長引く中、新しい生活様式に対応した住宅で需要を開拓する。
ウイルス対策を装備した「地球と家計にやさしい家」を販売する。住宅は2階建ての3LDKで、延べ床面積が約105平方メートル。建物の本体価格は税別1585万円からとなる。3月31日まで300棟限定で販売する。

空気中にオゾンを発生させてウイルスを撃退する装置を設置した。空気中のウイルスを不活性化する「ウイルスキラーエアシステム」を装備。低濃度のオゾンを空間に噴霧し、空気中のウイルスやにおいに対処する。
玄関のドアハンドルや手すり、スイッチにはウイルスを短期間で不活性化させる「ウイルスシールド加工」を施し、家庭内での感染を防ぐ。床や建具にも抗ウイルス、抗菌加工を施した。
コロナ禍で在宅勤務や外出自粛の機会が増え、光熱費の負担が高まっている家庭も多い。注文住宅では発電能力3キロワットの太陽光発電システムを搭載した。家計の負担を軽減するとともに二酸化炭素の削減にもつなげる。
同社は2020年7月にウイルス対策を豊富に施した「新生活様式の家」を発表した。今回発売した「地球と家計にやさしい家」は、その際に顧客から要望の多かった機能を装備した。
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