重工大手、中期計画見直しも残る甘さ 航空低迷で逆風
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重工各社が新型コロナウイルスで打撃を受けた航空関連事業を補い会社を支える成長の柱を模索している。航空に偏っていた人材や資金を成長領域の環境・エネルギー分野に振り向ける点は各社とも共通。一方で事業売却など大胆な構造改革は見られなかったほか、長期的な連結営業利益率目標で7~8%を掲げるなど楽観的な内容も目立った。このほど出そろった各社の中長期経営計画から勝算を探る。
川重、組織再編で先行
「機動的に動かないと、成長や利益...
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