三菱重工が水素製鉄設備 CO2排出ゼロ、21年に欧州で
[有料会員限定]
三菱重工業は石炭の代わりに水素を利用して鉄をつくる設備を欧州に建設する。二酸化炭素の排出を実質ゼロにする製鉄設備としては世界最大級となる実証プラントをオーストリアの鉄鋼大手と開発し、2021年にも稼働を始める。温暖化対策を成長戦略に据える欧州は水素製鉄の実用化を急いでいる。次世代環境技術の開発競争が激しくなってきた。
国際エネルギー機関(IEA)によると鉄鋼業界のCO2排出量は18年に約20億トンと00年の...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り962文字