/

日本ペイントHD、新中計で目指す売上収益1兆1千億円

田中社長はアジアでの販売拡大などを打ち出した

日本ペイントホールディングス(HD)は2023年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。売上高にあたる売上収益は20年12月期と比べて4割増の1兆1千億円を目指す。高成長が見込めるアジアで販売を拡大し、工場の老朽化などが課題の日本では設備更新で生産性を高める。建築用の汎用塗料などでのM&A(合併・買収)も検討する。

営業利益は20年12月期比6割増の1400億円を目指す。EPS(1株当たり利益)目標は20年比6割増の225円を目標に設定した。中国や東南アジア、トルコの21年~23年の売上収益は5~15%の高い年平均成長率(CAGR)を見込む。大市場の中国では中古住宅の改修需要などの獲得を目指す。大手建設会社などと提携し、シェアを拡大する構えだ。

中計期間は持続的な成長の土台を構築する期間と位置づけ、1250億円の設備投資を計画している。拠点の新設や生産能力の増強に650億円を投じる。米国で自動車向け新工場、ベトナムと中国では塗料原料の樹脂工場を建設する方針。

日本では設備更新や工場再編を進める。これまで国内投資は抑制が続き、工場が老朽化していた。少子高齢化や脱炭素への対応も視野に入れて自動化設備などを導入し、生産性を向上させる。

M&Aは同社が強みを持つ建築用塗料など汎用分野を中心に積極的に検討する。自動車用塗料も次世代自動車向けの技術を取得することなどを目的に、視野に入れる。

二酸化炭素(CO2)の排出削減では50年に実質排出量をゼロとする日本政府の目標を念頭に取り組む。ボイラーなど大型生産設備を最新設備に置き換えるなど生産再編による省エネや再生可能エネルギーの調達強化、設備の電化を進める。

(岩野恵)

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン