「COCOA」不具合 スマホOS更新、アプリ修正後手に
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新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性を知らせるアプリ「COCOA(ココア)」で、一部機種で感染者と接触しても通知されていなかったことが発覚した。スマートフォンの基本ソフト(OS)の更新頻度にアプリ修正の精度が追いつけなかったことが主因とみられる。外部任せの運用で対応を誤り、国民ニーズとかけ離れた行政サービスを生んでいる。
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「公共部門における第一のデジタル敗戦が給付金だとすると、これが第二のデジタル敗戦」。ココアに不具合があったとのニュースが流れた3日夜、Zホールディングスの川辺健太郎社長はツイッターでつぶやいた。
スマホのアプリなどデジタル技術を使ったサービスを生むには、開発しながら実際に使ってみてバグ(不具合)を洗い出すのを繰り返すのが基本だ。川辺社長は「楽天、ヤフー、LINEなど、ネット企業はそれをやってます」と指摘。「厚生労働相自ら使ってやらないと絶対に良くならない
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