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台湾AUO、10~12月期黒字転換 パネル需給逼迫で

新型コロナでノートPC販売が好調となり、液晶パネル価格も大きく上昇した(2020年12月)

【台北=中村裕】台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUO)が4日発表した2020年10~12月期決算は最終損益が84億台湾ドル(約320億円)の黒字に転換した。前年同期は88億台湾ドルの赤字だった。新型コロナウイルスの影響で、在宅でノートパソコンやゲーム機を使う人が増加。パネル需給が逼迫し、価格が3割弱も上昇したことが利益の拡大に寄与した。

売上高も30%増の805億台湾ドル(約3030億円)と大幅に伸びた。20年1~3月期は新型コロナの影響でIT(情報技術)関連製品の需要が大きく落ち込んだが、昨春から一気に需要が持ち直し、好調が続いている。

4日、オンラインで記者会見した経営トップの彭双浪董事長は、足元の需給逼迫を指摘し「テレビや(パソコンなどの)IT製品に使う液晶パネル価格が8~9カ月連続で上昇している。こんなに長い間、パネル価格が上昇し続けるのは過去最長になる」と語った。

同社の20年10~12月期は、液晶パネルの1平方メートル当たりの平均単価が前年同期比で26%高い376米ドル(約3万9600円)と、3四半期連続で上昇した。

21年12月期の見通しについては「引き続き、テレビ用のパネル需要は上半期は強い。ノートPC向けも同様に需要が強いだろう」(彭董事長)と説明した。

半導体と並び、品薄感が指摘される自動車用の液晶パネルについては「昨年後半から車向けの需要が伸びた。現在、大手車メーカーと供給課題で協力し、対応している」(同)と説明した。

20年12月期通期の売上高は0.8%増の2709億台湾ドル、最終損益は33億台湾ドルで、黒字転換した。

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