紙カミソリで脱プラ 貝印、プラ使用量を98%削減

貝印はプラスチックの代わりに紙を使用した使い捨てカミソリを4月に発売する。ハンドル部分に紙を使用し、プラスチックの使用量を従来品と比較して98%削減した。採用した紙は耐久性が高いのが特徴で、セ氏約40度までの水分にぬれても使うことができる。
金属を紙につける部分など、プラスチックの使用はごく一部に抑えた。プラスチックと同様のハンドルの持ちやすさを追求、切れ味にこだわって設計した。紙を組み立てて使用するため、持ち運びの利便性も高い。日常のほか、旅行や出張での利用も想定する。
価格は5本入りで税別1000円。同社の公式通販サイトで取り扱う。4月1日に事前予約の受け付けを始める。秋以降にはドラッグストアやコンビニエンスストアなどでの展開も目指している。
紙製にしたことで、より自由にデザインを加えることもできるようになった。同社は「企業のロゴを入れたグッズやホテルのアメニティーとしても提案していく」と話す。
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