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中小ECサイト開設のヘイ、傘下のサービス3社統合へ

電子商取引(EC)サイト開設支援などを手がけるヘイ(東京・渋谷)は3日、傘下でECサイト作成やキャッシュレス決済のサービスを運営する3社を統合すると発表した。サービスの提供会社を一本化して連携を深め、利用者の使いやすさを高める。新型コロナウイルス下で中小の小売店などのオンライン化の需要が高まるなか、成長を加速する狙い。

会見で事業の成長を説明するヘイの佐藤裕介社長

ECサイト開設支援のストアーズ・ドット・ジェーピー(東京・渋谷)、決済サービスのコイニー(東京・渋谷)、予約システムのクービック(東京・品川)の3社を2021年1月1日付でヘイが吸収合併する。ヘイはこれまで持ち株会社の位置づけで、サービスは傘下の3社がそれぞれ提供していた。

ヘイが手がける「ストアーズ」はネットに詳しくない人でも数分でECサイトを作れる手軽さが特長。20年4~6月の食品関連のサイト開設は前年同期の13倍に増えたという。新型コロナの影響でECやオンライン予約の市場が急拡大したことを受け、8月にベインキャピタルなどから約100億円を調達。9月にクービックの買収を完了し、同社のサービス名を「ストアーズ予約」に変えるなどブランド統合を進めている。

22年末をメドに現在250人の従業員を400人に増やす計画で、エンジニアなどの組織や顧客管理の仕組みも今後一元化する。決済端末を使う顧客に予約システムを勧めるなど、営業面でも連携する。

ヘイの佐藤裕介社長は同日開いた記者会見で「新型コロナの収束後もECやキャッシュレスの市場は伸びる。サービスごとに成長するだけでなく、個人や中小のデジタル化をまとめて支えるために統合を決めた」と話した。同社は複数サービス間の連携で相乗効果を生み、ECサイト開設支援で競合するBASEや加ショッピファイに対し優位性を打ち出したい考えだ。BASEは20年7~9月期にBASE事業の流通総額が前年同期比2・5倍に伸び、ショッピファイも日本市場で攻勢を強めるなど競争は激しい。

ヘイは12年創業のコイニーと08年創業のブラケット(現ストアーズ・ドット・ジェーピー)を18年に経営統合し、佐藤氏が社長に就いて設立した。佐藤氏は創業に関わったフリークアウト・ホールディングスの取締役を23日付で退任する予定で、ヘイの経営に一段と注力する。

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