/

JFE、EV向け高性能鋼板2倍に増産 490億円投資

EVの高性能化に役立つ鋼板の需要が高まっている(JFEが増産する電磁鋼板)

JFEスチールは1日、西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)に約490億円を投じて電気自動車(EV)に使う高性能鋼板を増産すると発表した。同社全体の生産能力を2024年度上期に現在の2倍に引き上げる。世界的な脱炭素の流れを背景にEVの高性能化に用いる鋼板の需要が高まっている。今後も需要拡大が続くことを見据え、増強投資を積み重ねていく方針だ。

増産するのはEVのモーターの中心部に使う「電磁鋼板」の高級品。EVにはエネルギー効率に優れ、長い航続距離を走行できるモーターが求められる。磁性をコントロールする電磁鋼板を使うことでモーターのエネルギー損失を抑えられ、効率化につながる。電磁鋼板需要は世界的に伸びており、JFEは西日本製鉄所倉敷地区で21年度上期に工事を始める予定だ。

国内の鉄鋼会社では日本製鉄も電磁鋼板の増産に動く。21年以降に瀬戸内製鉄所広畑地区(兵庫県姫路市)で350億円程度を投入し、加工設備を新設する計画だ。

調査会社のマークラインズによると、EV用モーターの世界市場は27年に2063万台と19年比で5倍超に増える見通しだ。モーターの性能を左右する電磁鋼板の生産には、鉄の結晶を整えたり不純物を極限まで取り除いたりするなど高い技術力が必要。低級品から高級品まで市場で流通しているが、自動車メーカーの求める品質水準を満たす製品を作れるのは日本勢のほか、欧州アルセロール・ミタルや韓国ポスコなど世界大手に限られる。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン