日経企業イメージ調査 トヨタ、20年連続首位
日本経済新聞社と日経広告研究所は「第33回日経企業イメージ調査」をまとめた。ビジネスパーソンが抱く企業イメージの総合ランキング(調査21項目の平均得点=総合得点)はトヨタ自動車が20年連続で1位となった。環境規制に対応した電動車に力を入れ、技術力や成長力が評価された。

新たに調査対象に加えた任天堂が2位に入った。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増え、ゲーム機・ソフトの売り上げが好調だった。
ビール大手の順位が軒並み上昇し、サントリー5位(前回6位)、キリンビール8位(同13位)、アサヒビール10位(同14位)となった。自宅でビール類を飲む機会が増え、一段と身近な企業に感じるようになったようだ。
調査項目「新分野進出に熱心である」の1位(同6位)は富士フイルムだった。医療関連分野の売り上げが伸びている。コロナ感染症の治療薬候補「アビガン」が話題となった。
調査期間は2020年8~10月。首都圏2789事業所を訪問して企業イメージ(672社)を聞く質問紙を渡し、後日回収した。回答者は5619人。「顧客ニーズへの対応に熱心」など21項目を毎年継続して質問し、「当てはまる」と回答した割合を得点とした。