三菱商事、ベトナム石炭火力巡り市場と政府の板挟み
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三菱商事などがベトナムで計画する石炭火力発電所建設「ブンアン2」に対し、欧州の投資家連合が撤退要求を突きつけた。この計画は日本とベトナム政府が契約に向け協議する「国策案件」だが、世界的なESG(環境・社会・企業統治)の流れの中で市場と政府の板挟みになっている。
「計画撤退を要請する」――。欧州を中心とする21の投資家連合は10月、ブンアン2の建設計画に関わる12社に書簡を送った。うち8社が三菱商事...
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