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そごう・西武を売却するセブンの戦略は?

2022年2月1日の日本経済新聞朝刊1面に「セブン、そごう・西武売却へ」という記事がありました。セブン&アイHDはそごう・西武を売却する方向で調整に入りました。不振が続く百貨店を手放した後、セブンはどのような戦略で成長をめざすのでしょうか。

ここが気になる

2月中に交渉に入り、売却先選びを始めます。売却額は現時点で2000億円以上を想定しているとみられます。新型コロナで打撃を受ける百貨店各社は、賃貸住宅開発に参入したり不動産や金融を強化したりして生き残りを探ります。そごう・西武もテナント賃料で稼ぐ不動産型への転換を目指していましたが、足元では赤字が続きます。

セブンは利益のほとんどを稼ぎ出すコンビニに集中します。成長が見込める海外に活路を求めて、21年には2兆円でアメリカのコンビニ大手を買収しました。26年に海外店舗を3割増の6万5000店に拡大する計画です過去最高になる見通しの22年2月期の連結純利益は、経済再開で好調なアメリカのコンビニ事業がけん引しました

フランフラン株の一部を21年に売却するなど、コンビニで稼いだ資金で事業を拡大するこれまでの多角化戦略は転換点を迎えています。セブン株の4.4%を握る「物言う株主」も百貨店の分社化検討などを求めて圧力を強めていました。そごう・西武の売却を機に、グループ会社の再編がさらに加速する可能性があります。

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この記事をまとめた人:遠藤智之
2016年入社。科学技術などの取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。つくばエクスプレスが「密」を緩和するためにダイヤを改正します。通学に使っていた10年前、つくばまで行かずに守谷で止まる電車を「守谷エクスプレス」と呼んで避けていました。

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