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食品値上げラッシュ、背景は?

2022年4月1日の日本経済新聞朝刊1面に「食品値上げ、店頭波及9割」という記事がありました。食品メーカーが昨年の秋以降に値上げを発表した14品目のうち、2月までに9割の店頭価格が上がりました。仕入れ値の上昇が店頭価格にハイペースで反映されているようです。値上がりの背景には何があるのでしょうか。

ここが気になる

今回店頭価格が上昇したのはパンや乾燥パスタ、冷凍食品などの12品目です。メーカーは2019年にも7品目の値上げを発表しましたが、店頭価格に反映されたのは6割弱の4品目にとどまりました。これまでは店側が店頭価格の引き上げを拒み、値上げが反映される商品は限られてきました。

しかし、今回の値上げにはここ数年続いていた物流費や人件費の高止まりに加え、原材料価格の上昇も重なりました。メーカーは強い姿勢で店頭価格の引き上げを要請し、特売や値引きの原資となる販売奨励金も減らしました。店側も利益を確保するため、要請に応じざるを得ない状況になりました。

4月以降も値上げの動きは止まりません。ケチャップは7年ぶり、飲料や即席麺も3年ぶりに値上げされます。ロシアのウクライナ侵攻で小麦などの価格が一段と上昇し、円安も追い打ちをかけました。消費者の一部は割安なプライベートブランドに流れるなど節約志向は強まりつつあり、景気に影響を与える可能性もありそうです。

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この記事をまとめた人:佐藤海夢
2017年入社。警察取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。インドの化粧品市場の成長が著しいそうです。家から出る気力がない引きこもり体質ですが、インドの化粧品は未開拓の領域のため、興味を引かれました。
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