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アメリカGDPの伸び、なぜ減速?

2021年10月29日の日本経済新聞朝刊1面に「米GDP2.0%増に減速」という記事がありました。アメリカの21年7~9月期の実質GDP速報値は前期比年率換算で2.0%増えました。4~6月期の6.7%から大幅に減速した理由は何でしょうか。

ここが気になる

景気の減速感がにじむ結果となった大きな理由に、個人消費の鈍化があります。個人消費は前期比1.6%増と、4~6月期(12.0%増)から伸びが急速に鈍りました。新型コロナウイルスの感染がデルタ型で再拡大し、人の動きが滞って外食などのサービス消費が冷え込んだことが一因です。

供給の制約も打撃になりました。8月末に米南部を襲ったハリケーン「アイダ」は生産活動を停滞させ、供給網が混乱しました。新車販売台数は7~9月期に前期比年率で6割も減少。部品不足による新車生産の遅れに加え、中古車も品薄状態で価格が上がり、購入をためらう人が増えています。

米経済は勢いを取り戻しつつありますが、リスクも残ります。全米のコロナの新規感染者は減少傾向で、10~12月期の実質成長率は5.5%と再加速が見込まれています。一方で供給制約がすぐ解消する気配は少なく、人手不足による賃金上昇は物価を押し上げます。物価高は個人消費を冷やしかねず、先行きには懸念も残ります。

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この記事をまとめた人:近藤彰俊
2017年入社。機械メーカーの取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。九州電力の豊前発電所でサーモンの陸上養殖事業が計画されています。大学生のときの北欧旅行で、1週間サーモンを飽きずに食べ続け友人に驚かれました。

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