富士通が新卒2年目を課長級に抜擢、狙いは? - 日本経済新聞
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富士通が新卒2年目を課長級に抜擢、狙いは?

2022年10月28日の日本経済新聞朝刊に「新卒2年で課長級抜擢も」という記事がありました。富士通が若手社員を管理職級に登用する制度を導入しました。その狙いは何なのでしょうか。

ここが気になる

富士通は9月に課長級の役職「デザインアドボケート」を新設し、新卒2年目社員を課長級に選抜しました。学生時代に企画したイベントの経験などを評価したそうです。業務用アプリやシステムの使いやすさの改善を手掛ける部署の役職で、任期は基本1年とし、社員が管理職級を経験する機会を増やします。給与は現職の課長職と同等です。

同社の管理職に登用されるのは30代半ば以降が一般的で、年代別で15%程度を占める20代社員の活躍の場は限られてきました。そこで10~20代の「Z世代」社員が持つSNSの活用能力に着目し、ITを使いこなした発信を進め、若い感性を生かして事業転換の芽を育てます。

若手社員を登用する制度を設ける企業は増えてきています。パナソニック系は年齢や入社年にかかわらず部長、課長、係長に応募できる制度を導入します。テルモも在籍日数を問わず公募で管理職を選ぶ制度を始めました。登用制度ができても活用には課題があります。失敗しても再挑戦できる雰囲気を作るなど経営陣や社内の考え方を変えることも欠かせません。

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この記事をまとめた人:神戸優平
2017年入社。電子版と紙面の編集を担当。

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