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大学入試、来日外国人の子にどんな壁がある?

2021年8月26日の日本経済新聞朝刊1面に「来日外国人の子 進学に壁」という記事がありました。全国約80の国立大のうち、来日外国人の子どもらを対象にした入試枠を設けている大学は1校のみでした。日本がグローバル化を進める上で、必要になる外国出身者の入試にはどんな壁があるのでしょうか。

ここが気になる

日本経済新聞が6月下旬~8月上旬、82の国立大を対象に、外国出身者に対する入試の現状を尋ねたところ、一般入試や留学生選抜と別の定員枠を設けているのはわずか1校にとどまっていることがわかりました。一般入試は日本語の不得意な生徒にとって難しく、来日外国人が日本の大学に進学するには高い壁があります。

留学生選抜は75校が実施していますが、大部分は出身国の高校卒業や大学入学資格が条件です。来日外国人は「15歳までに来日し、中学から日本の学校に通う子がほとんど」(大阪府の高校教員)で、日本の高校を卒業する外国出身者の受験を認めない大学は61にも上ります。留学生選抜は受け皿になっていません。

世界と比べ、日本の教育環境は整備の遅れが目立ちます。例えばオーストラリアには移民・難民の生徒に加点する受験の仕組みがあります。社会のグローバル化で、多様な背景をもった人材が活躍できる環境が求められています。語学力にとらわれず、誰もが才能を伸ばしていける教育システムの構築が急務になりそうです。

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この記事をまとめた人:近藤彰俊
2017年入社。機械メーカーの取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。日本旅行が全国の特産品を台湾市場に売り込むというニュースがありました。台湾で乗ったタクシーの運転手さんが、日本の演歌が好きだと言いながら車内で歌っていたことを思い出しました。

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