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フランス大統領選挙、なぜ極右候補の支持拡大?

2022年4月26日の日本経済新聞朝刊1面に「欧米、対ロ結束維持」という記事がありました。フランス大統領選の決選投票で現職のマクロン氏が再選されました。一方で17年の大統領選と比べて極右候補のルペン氏との得票率の差は縮まりました。有権者の間でルペン氏の支持が拡大したのはなぜでしょうか。

ここが気になる

再選されたマクロン氏は国際協調を重視し、親EU路線を継続する構えです。西側諸国が協調してロシアへの圧力を一段と強めます。決選投票では得票率59%で極右国民連合のルペン氏を上回りました。ルペン氏は敗れたものの17年の34%から上昇しました。選挙戦終盤には一時、支持率でマクロン氏とほぼ並ぶ場面もありました。

有権者はロシアによるウクライナ侵攻そのものではなく、「購買力」を最大の関心事として挙げました。ルペン氏は選挙戦で、移民排斥や反イスラム教といった極右色を前面に出しませんでした。燃料や電気にかかる付加価値税の引き下げなど、財源の裏付けが乏しい公約で支持を広げました。

英国や米国、日本でも世論調査にインフレへの不満がにじみ出ています。英国と仏、日本は5、6月、夏にそれぞれ地方選、国民議会(下院)選、参院選が、米国は11月に中間選挙が控えます。ロシアへの制裁でエネルギーコストが上がる中で、自由主義を守るために難しい経済政策運営を強いられています。

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この記事をまとめた人:古沢健
2019年入社。食品メーカーの取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。テレビの緊急中継が実現するなど、ロッテの佐々木朗希投手の注目度が高まっています。5月に開催されるZOZOマリンスタジアムでの試合のチケットを購入したので、佐々木投手の投球を目の前で見られるのではないかと期待しています。
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