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三菱自動車が低価格EV、価格競争の背景は?

2021年6月25日の日本経済新聞朝刊1面に「三菱自、200万円切るEV」という記事がありました。三菱自動車は200万円未満のEVを2023年度にも販売します。EVの価格競争は、なぜ世界で広がっているのでしょうか。

ここが気になる

三菱自動車は航続距離が短い商用EV「ミニキャブ・ミーブ」に安価な最新電池を導入します。原価の3~5割を占める電池は低価格化のカギを握ります。中国や欧州で量産が進み、生産コストは20年までに12年に比べて8割下がりました。三菱自動車のEVは日本勢で最安水準で、ガソリン車との価格差は130万円から90万円になります。

EVの補助金を活用すれば価格差はさらに縮まります。国が車種により最大42万円の補助金を支給します。また、「燃料費」も含めると、ガソリン車より安くなる可能性があります。日本で10万km走った場合、ガソリン代は69万円、電気代は31万円との試算もあります。価格差が38万円を切ると、EVがガソリン車を逆転する計算です。

最大のライバルは中国勢です。航続距離が短い「格安EV」は約50万円で販売されています。性能を割り切った低価格路線は、テスラの牙城を崩し始めています。30~40年にガソリン車の販売が禁止される欧州では、中国から逆輸入した低価格EVをルノーが販売します。安価なEVは、普及を後押しする原動力になりそうです。

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この記事をまとめた人:遠藤智之
2016年入社。科学技術などの取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。筑波大学発のスタートアップが、ふるさと納税の返礼品として人工衛星に名前を刻印できる特典を用意するそうです。第2の故郷つくばに恩返ししたい気持ちになりました。

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