/

日本企業の脱炭素、課題は?

2021年5月25日の日本経済新聞朝刊1面に「脱炭素目標、企業の4割」という記事がありました。日本の主要企業の間で温暖化ガス排出を実質ゼロにする「カーボンゼロ」を経営目標に加える動きが広がっています。産業界の背中をさらに押すためには、どのような課題があるのでしょうか。

ここが気になる

カーボンゼロとは、企業や家庭から出る二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを減らし、森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにすることです。国内で出る温暖化ガスは企業・公共部門が8割を占めています。菅義偉首相は2050年にカーボンゼロを達成する目標を掲げましたが、達成には企業の取り組みが欠かせません。

日本経済新聞の調査によると、日経平均の採用銘柄のうち4割の85社が、4月末までにカーボンゼロの目標を定めました。20年末から倍増しています。ソニーは50年のカーボンゼロに向け、30年に米国で、40年に全世界で電力を再生可能エネルギー由来に替えます。キリンや丸井も再生エネ由来の電力を増やします。

ただ、欧米より日本企業の対応は遅れています。Appleは製造委託先にも再生エネの活用を促しますが、日本では取引先と連携する企業は、カーボンゼロ目標を持つ企業の4社に1社です。欧米企業の積極策の背景には投資家や消費者の圧力があります。日本の投資家の目も厳しくなっており、企業はさらに対応を求められそうです。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。週末は1週間のニュースを振り返る動画を配信しています。
この記事をまとめた人:勝野杏美
2018年入社。小売業界の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。閉園したとしまえんが模型列車のレールを販売するそうです。閉園前に友人たちと遊びに行った楽しい記憶を思い出しました。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

朝刊1面を読もう

日本経済新聞が最も大切にしている「朝刊1面」のニュースを分かりやすく、アレンジしてお届けします。

なぜこのニュースが大切なのか、インパクトはどこまで及ぶのか。
学生、若手社会人向けにニュースの背景を読み解くポイントをお伝えします。


動画で解説 日経電子版活用法

経営コンサルタントの小宮一慶氏が電子版活用法を動画で解説。より深くニュースを読み解くヒントが満載です。
>>日経電子版 活用動画

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン