米が対中関税下げ・嵐呼ぶ雲・豪首相に祝電
編集者が選ぶニュース3本

来日した米国のバイデン大統領は日米首脳会談、日米豪印4カ国による「Quad(クアッド)」首脳会談などの日程を終えました。一連の首脳会談は中国を意識した抑止力での協力を確認する場となりました。一方、バイデン大統領は帰国早々に、中国製品に課している制裁関税を引き下げるか否か判断を迫られるといいます。インフレ抑制が目的ですが、対中関税は米国内の中国批判の高まりに対応して導入した経緯があるだけに、中国に弱腰との批判も予想されます。米政治にも「嵐呼ぶ雲」がたちこめています。(ニュース・エディター 発田真人)
対中関税下げ、米大統領判断へ 物価対策「もろ刃の剣」

【ワシントン=鳳山太成、北京=川手伊織】バイデン米大統領は日韓訪問から帰国後、中国製品に課す制裁関税を引き下げるか判断する。高インフレに国民の不満が強まっており、秋の米議会中間選挙前の実施を検討する。米中対立が深まる中で制裁を…続きはこちら
JPモルガンCEO「嵐呼ぶ雲ある」 不確実さ警戒

【ニューヨーク=大島有美子】米銀大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は23日に開いた投資家向け説明会で、米経済について「強い経済に、嵐を呼ぶ雲が浮かんでいる」と表現した。先行きに不確実性があると警戒…続きはこちら
中国首相、アルバニージー豪首相に祝電 総選挙勝利受け

【北京=羽田野主】中国の李克強(リー・クォーチャン)首相は23日、総選挙に勝利し同日就任したオーストラリアのアルバニージー首相に祝電を送った。2020年以降関係が悪化した両国関係について「健全で安定した発展を推進したい」との意向を示…続きはこちら

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