サウジと米の溝・国際秩序で争う米中・京急に幻の駅
編集者が選ぶニュース3本

3月初めにサウジアラビアとイランが中国の仲介で関係正常化に動き出したニュースは中東における米国の影響力の低下と中国の存在感の高まりを如実に示しました。もちろん、これで中東の多くの問題が解決に向かうと考えるのは早計でしょうし、サウジなどが米国との関係を断ち切ることはないでしょう。しかし、サウジと米国の溝はなぜ、かくも広がったのか。一方、米国は今回の動きをどう見ているのか。中東での取材経験が長い客員編集委員とワシントン支局長の解説記事をそれぞれお読みください。(ニュース・エディター 発田真人)
サウジ・イラン正常化 なぜ米中の影響力が変化したか

サウジアラビアとイランの関係正常化は、中東地域の緊張緩和につながる。だが、中国が仲介し、北京で合意文書に署名したことは、米国の影響力低下を如実に示す。中東で米中の影響力のバランスが変化した理由の一つは、両国のサウジに対するアプロ…続きはこちら
米中、秩序の支配争う局面に カギ握るグローバルサウス

米中対立は国際秩序の支配を争う様相を強めた。中国は米国の勢力圏である中東でサウジアラビアとイランの7年ぶりの外交正常化を仲介し、ロシアが侵攻するウクライナでも仲裁役として振る舞い始めた。米国は一方的な現状変更を許さず、同盟強化を…続きはこちら
京急線73番目の「新品川駅」 路線図にない幻のスポット

京浜急行電鉄の73番目の幻の駅「新品川駅」をご存じだろうか。駅番号は京急本線の品川駅(東京・港)の「KK01」に始まり、京急久里浜線の三崎口駅(神奈川県三浦市)の「KK72」で終わる。路線図にも地図にもないが、品川駅終着の列車は毎日…続きはこちら

日経の編集者が厳選したニュース3本を平日夕刻にまとめて紹介します。ニュースチェックにお役立てください。紹介記事を充実させたニュースレター「News Catch Up 日経電子版きょうのニュース5本」の配信もしています。あわせてご活用ください。登録はこちらから。