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22年春の大卒採用4.4%増、特徴は?

2021年3月22日の日本経済新聞朝刊1面に「大卒採用、来春4.4%増」という記事がありました。日本経済新聞社がまとめた2022年春入社の新卒採用計画調査(1次集計)では、大卒は21年春の実績見込みと比べて4.4%増になりました。22年春の採用にはどんな特徴があるのでしょうか?

ここが気になる

大卒の採用計画数は約8万9600人と12年連続で増えました。新型コロナの影響を多くの企業が受けていますが、リーマン危機後の採用活動とは2つの点が異なります。一つは、採用抑制によって世代別の人員構成に偏りが出ないよう、一定の新卒を確保しようとする動きがあること。もう一つは、デジタル化や脱・炭素に関わる事業領域を伸ばそうと、企業が専門人材確保に動いていることです。

業種別では、電機が10.8%増を計画し、電子部品は13.8%増です。半導体大手のロームは、エンジニアを中心に積極的に採用します。電気自動車(EV)の開発競争が激しくなる自動車・部品も、有望な人材の確保に向け5.4%増やします。一方、コロナ禍で打撃を受けた鉄道や旅行は採用を抑えます。鉄道・バスは外出自粛や訪日客需要の減少で、29.1%減を計画。JTBグループは採用を見送ります。

企業の新卒獲得意欲はコロナ禍でも底堅さを見せているものの、事業環境や学生の応募状況によっては、実際の採用数が計画を下回る可能性もあります。22年春入社の採用活動は、既に本格化しています。内定を出し始める時期を聞くと「20年12月より前」が3.8%、「21年1~2月」が8.7%と3月の採用広報解禁前が1割を超えました。学生にとっても早期の動き出しが重要になっています。

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この記事をまとめた人:長谷美幸
2016年入社。電子版と紙面の編集を担当。「『賃上げより働き方』 労使交渉、コロナで変化」という記事がありました。年功序列をやめて、ジョブ型雇用になるとどうなるのか、期待と不安が入り交じります。

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