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企業の中途採用、なぜ伸びる?

2021年4月19日の日本経済新聞朝刊1面に「中途採用、10年ぶり伸び」という記事がありました。日本経済新聞社がまとめた採用計画調査では、主要企業の2021年度の中途採用は20年度に比べて16%増え、10年ぶりの高い伸び率となります。なぜ企業は中途採用に力を入れるのでしょうか。

ここが気になる

企業が中途採用に注力するのはデジタルトランスフォーメーション(DX)を担う専門人材の不足が懸念されているためです。DXはIT(情報技術)やデータを使い業務や組織を変革することで、経済産業省は30年に最大79万人の関連人材が不足する可能性を指摘しています。企業は即戦力をいち早く確保するため、しのぎを削ります。

今回の調査では製造業での中途採用の伸びが目立ち、1万3415人と約25%増えます。日本の製造業は高品質の製品を大量生産する技術で世界をリードしていました。しかし、低コストで生産できる新興国勢や米国の巨大IT企業の台頭によって存在感を失いつつあります。輝きを取り戻すにはデジタル化による改革が不可欠となっています。

ソニーグループは2割増の300人を中途採用し、スマートフォンのカメラ高機能化に欠かせない半導体画像センサー向けの人材を確保します。NECは500人(25%増)を見込み、次世代通信網で海外に打って出るためセキュリティー分野などの即戦力を採用します。一方、鉄道が大幅に中途採用を減らすなど業種ごとの温度差もあります。

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この記事をまとめた人:横山龍太郎
2016年入社。大阪で自動車関連や医薬品、造船企業の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。全国1030人にこの1年の生活を例える色を聞いたところ、「灰色」が最多でした。私はコロナ禍で趣味のドライブを自粛しましたが、家で映画鑑賞する楽しみも増えたので「黄色」といったところでしょうか。

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