/

地域間送電網を増強、グリーン電力が増える?

2021年4月16日の日本経済新聞朝刊1面に「地域間送電網 容量2倍に」という記事がありました。経済産業省や電力広域的運営推進機関(広域機関)は地域間送電網の容量を、現行の2倍とする計画案をまとめました。背景にはどのような事情があるのでしょうか。

ここが気になる

政府は2050年に温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げています。そのためには、再生可能エネルギーを全国に届ける送電網を広域に整える必要があります。日本では長年、大手電力各社が地域独占を続けてきた経緯があり、通常の供給エリアをまたいで電力をやりとりする仕組みが十分に整っていません。

そこで経産省や電力会社などは、複数のルートを新たに増やす計画です。洋上風力に適した北海道や東北、九州と首都圏や関西圏などの大消費地を結びます。地域間送電網の容量を今の2倍に増強して、電力を広い地域で効率よく使えるようにする計画です。

欧州では国境を越えて電力をやりとりする送電網の整備が進み、天候により発電量が大きく変動する再生エネの普及を後押ししてきました。日本で増強が実現し、電力料金への反映が始まるのは30年代と見込んでいます。地域間の電力融通が拡大し、競争原理が働けば、より安いグリーン電力が消費者に届くようになるかもしれません。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。週末は1週間のニュースを振り返る動画を配信しています。
この記事をまとめた人:勝野杏美
2018年入社。小売業界の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。東京ディズニーシーが「アナ雪」の新エリアのイメージを公開しました。子どもの頃のように、両親と遊びに行きたいと思いました。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

朝刊1面を読もう

日本経済新聞が最も大切にしている「朝刊1面」のニュースを分かりやすく、アレンジしてお届けします。

なぜこのニュースが大切なのか、インパクトはどこまで及ぶのか。
学生、若手社会人向けにニュースの背景を読み解くポイントをお伝えします。


動画で解説 日経電子版活用法

経営コンサルタントの小宮一慶氏が電子版活用法を動画で解説。より深くニュースを読み解くヒントが満載です。
>>日経電子版 活用動画

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン