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衆院解散、なぜ9月前半まで先延ばし?

2021年6月16日の日本経済新聞朝刊1面に「解散、9月前半濃厚」という記事がありました。与党は立憲民主党などの野党が提出した内閣不信任決議案を否決しました。なぜ菅義偉首相は衆院を解散し、総選挙に臨む選択をしなかったのでしょうか。

ここが気になる

首相は新型コロナウイルス対策を優先するとしており、東京都などに緊急事態宣言が発令されている今の時期に解散すれば、有権者から批判を浴びる恐れがあります。「一人でも多くの国民の安心・安全をつくりたい」とも語っています。政府・自民党は夏にコロナで打撃を受けた観光・飲食などの事業者向けに経済対策をまとめます。

9月になればワクチンの接種率が向上することが見込まれます。政府は7月末までに高齢者への2回接種を目標に掲げています。日本経済新聞社の5月の世論調査で内閣支持率は40%に低下し、政権発足以降で最低となりました。ワクチン接種が広がり、解散までに新規感染者数が減少すれば支持率が上向くとの期待もあります。

東京五輪を予定通り開催し、9月5日に閉幕するパラリンピックの盛り上がりを選挙の追い風にできるとの思惑もありそうです。対する野党第1党の立憲民主党の支持率は8%にとどまり、不信任決議案提出を巡る対応でも迷走しました。解散を迫れない野党が政治から緊張感を失わせている面もあります

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この記事をまとめた人:浮島翼
2016年入社。首相官邸や立憲民主党の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。JALが様々な演出で渡航気分を味わってもらう周遊フライトを企画しています。なかなか行けない海外旅行の気分を味わうのに面白い取り組みだと思いました。

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