少子化対策で注目「N分N乗」 働き方で変わる負担
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少子化対策として、子どもが多い世帯ほど所得税が軽くなる「N分N乗」方式が注目されています。フランスで導入されている制度で、世帯の人数や働き方で所得税の負担が変わります。関連する記事をまとめました。
▼「N分N乗」方式 フランスが1946年に導入した。家族の所得を合算し家族構成に応じた除数Nで割って1人当たり所得を算出する。これに税率をかけた1人当たりの税額をN倍して世帯の税額を得る。累進税率の所得税では所得を分割した方が適用する税率は低くなる。子どもの数が多いほどより低い税率が適用され、税額も少なくなる。子どもを多く持つインセンティブ(動機づけ)になるとされる。
フランスの場合、大人を1、子どもを0.5(第3子以降は1)として世帯の人数を計算する。例えば夫婦と子ども2人の4人家族の場合、世帯所得を3で割った額が課税対象になり、個人の所得に課税する場合より低い税率が適用される。
フランスの場合、大人を1、子どもを0.5(第3子以降は1)として世帯の人数を計算する。例えば夫婦と子ども2人の4人家族の場合、世帯所得を3で割った額が課税対象になり、個人の所得に課税する場合より低い税率が適用される。

世帯の働き方で変わる税負担、財務省が試算

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