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ラシュディ氏襲撃の容疑者、イランや過激派に共感か

【ニューヨーク共同】英作家サルマン・ラシュディ氏(75)が男に刃物で襲撃された事件で、米東部ニューヨーク州の検察当局は13日、殺人未遂などの疑いでヘイディ・マタール容疑者(24)を訴追したと明らかにした。捜査関係者によると、イラン革命防衛隊やイスラム教シーア派の過激派に共感を抱いていたとみられる。米メディアが伝えた。

革命防衛隊はイラン指導部の親衛隊的な性格を持つ軍事部門。容疑者のソーシャルメディアのアカウントを調べたところ、革命防衛隊などに共鳴していたことが分かったという。捜査当局は12日、東部ニュージャージー州にあるマタール容疑者の自宅を捜索。過激派とのつながりの有無や動機について詳しく調べる。

マタール容疑者は西部カリフォルニア州でレバノン系移民の家に生まれ、ニュージャージー州には最近引っ越した。同州の偽の運転免許証も所持していた。

ラシュディ氏の小説「悪魔の詩」を巡っては、イスラム教を冒瀆しているとしてイランの最高指導者だった故ホメイニ師が1989年、ラシュディ氏に対して一方的に死刑宣告した。今回の襲撃についても、イランの保守系メディアは「背教者への攻撃」などと好意的に報じている。

ラシュディ氏は12日、ニューヨーク州で講演の直前に襲撃され、首と腹部を刺された。同氏の代理人は容体について、人工呼吸器を装着し「片目を失明する恐れがあり、肝臓に損傷がある。会話はできない状態」だとしている。〔共同〕

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