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20年ぶり126円台 円安続く3つの理由は?

2022年4月14日の日本経済新聞朝刊1面に「円、20年ぶり安値」という記事がありました。円は13日に対ドルで一時1ドル126円台前半まで下落しました。1カ月でみると8円下がっています。なぜこんなに円安が加速しているのでしょうか。

ここが気になる

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原油などの商品価格が上昇しています。日本は資源を持たないため、石油などは海外からの輸入に頼らざるを得ません。海外のモノを買うためにはドルやユーロといった外貨が必要になってくるので、円を売って外貨に換える動きが出てきます。結果、円の価値が下がり円安につながります。

日本の経済構造の変化も円買いをもたらしにくくなっています。製造業は生産拠点を海外に移しており、企業の海外生産比率は02年度には17.1%だったものが、19年度は23.4%に拡大しました。日本からの輸出が減ると、円の需要も少なくなります。インバウンドも新型コロナウイルス禍で低調になり、外国人の円買いも急減しました。

金融引き締めを強めるアメリカでは長期金利が昨年末の1.5%から2.7%台に上昇。逆に日銀は長期金利をゼロに抑える緩和を続けており、日本とアメリカの金利差が拡大しています。例えば預金をする場合、円よりもドルで預けたほうが利息を得やすくなるので、円売りが加速します。政府は難しい対応を迫られています。

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この記事をまとめた人:神戸優平
2017年入社。現在は電子版と紙面の編集を担当。オフィス勤めの昼食代が上がっています。私はコンビニで買ったパンやおにぎりを食べながら仕事をすることが多いですが、最近猫を飼い始めた友人によると、1缶400円する缶詰を食べているそうです。猫の方が高いご飯を食べていると知って、複雑な気持ちになりました。
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