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中国共産党が採択した「歴史決議」って何?

2021年11月12日の日本経済新聞朝刊1面に「中国、第3の歴史決議採択」という記事がありました。中国共産党は第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)で、毛沢東、鄧小平の時代に続く第3の「歴史決議」を採択しました。そもそも、「歴史決議」とは何なのでしょうか。

ここが気になる

歴史決議」とは中国共産党が過去の政治路線や思想について振り返り、新たな方針を指し示すための決議です。党100年の歴史でこれまで2回のみと極めて重い意味を持ちます。1度目は建国の父、毛沢東が1945年に党の歩みと誤りを総括して幹部に反省を迫り、党内で絶対的な主導権を確立した「若干の歴史問題に関する決議」です。

2度目は81年、鄧小平がまとめた「建国以来の党の若干の歴史問題に関する決議」です。毛沢東が発動した文化大革命を批判しました。習近平総書記が主導の3度目の歴史決議では党100年の歴史を肯定し、習氏の「新時代」が始まると強調。習氏は毛沢東、鄧小平と並ぶ権威を確立し2022年秋の党大会での異例の3期目就任を固めました。

過度な格差の是正を今後の目標とし、アリババ集団などの巨大IT企業への統制を強めています。「社会主義現代化国家」を掲げ、資本主義との対立構図が世界で再び生まれようとしています。習氏の専制が強まれば、極端な政策や対台湾強硬策で抑止がきかなくなるといった懸念もあります。

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この記事をまとめた人:横山龍太郎
2016年入社。大阪で自動車関連や医薬品、造船企業の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。昔ながらの「鬼ごっこ」に、競技性を加えた「スポーツ鬼ごっこ」が普及しつつあります。足に自信があり、鬼ごっこでは「無敵」だった小学生時代。今や、少し長い距離を走るだけで息があがってしまい、衰えを感じています…。

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