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インフレが世界で起きている理由は?

2021年11月10日の日本経済新聞朝刊1面に「物価上昇、身構える世界」という記事がありました。アメリカの物価上昇率が5.4%と13年ぶりの水準を記録しました。世界に訪れるインフレの波にはどんな要因があるのでしょうか。

ここが気になる

物価の動きを見る上で焦点となっているのが、インフレは一時的なものなのか、構造的なものなのかです。新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた個人消費は、経済活動の再開で持ち直しています。一方、人手不足や物流の停滞といった供給制約で、世界各地でモノ不足が起き、一時的に物価の上昇要因となっているとみられています。

エネルギー問題が構造的な要因になっているとの見方もあります。世界では脱炭素を急いでいますが、今はまだ必要な化石燃料の供給が細ってしまい、足りなくなる懸念もあります。また、米中対立による供給網の分断も構造要因の一つです。グローバル企業は調達先を何重にも確保すれば、生産コストがあがり、物価にも跳ね返ります。

アメリカの中央銀行にあたるFRBは足元の高インフレについて「一時的」との見解を崩していません。ただ、短期の物価高が止まらず、金融の引き締めを急げば、景気を必要以上に冷やしてしまうリスクがあります。世界の中央銀行は物価の安定と景気回復の双方に配慮しながら、コロナ後を見すえた政策運営が求められます。

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この記事をまとめた人:勝野杏美
2018年入社。小売業界の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。10月の街角景気は7年ぶりの高水準になりました。緊急事態宣言解除で買い物に出かける機会が増え、散財してしまっています。今月は節約したいと思います。

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