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反グローバリズムの限界 コロナが迫るEU協調

パクスなき世界 夜明け前(2)

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反グローバリズムは私たちの生活を豊かにしますか――。

1月18日、ロンドンの国会議事堂近くの道路が大型の冷蔵トラックで埋まった。英国の欧州連合(EU)離脱で、EUで海産物を売れなくなったと訴えるスコットランドの漁師らのデモだった。

スコットランド自治政府は2014年に英国からの独立の是非を問う住民投票を実施した。否決されたが、早期に新たな投票をめざす。ブレグジットという保護主義がかえって自由貿易を要求する声を増幅させ、分断がさらなる分断を招く。

米ソ冷戦の終結から30年たった世界で「国際協調疲れ」が目立つ。一極体制下で、米国は世界の経済と安全保障を一手に引き受けた。グローバル化の恩恵を受けた中国が急成長し、米国で製造業を中心に雇用が減った。

トランプ前大統領の保護主義や中国への強硬姿勢が支持されたのは米国ばかりが重荷を負うグローバリズムへの不満の表れだった。バイデン政権も米国製品を優遇...

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パクスなき世界

新型コロナウイルスの危機は世界の矛盾をあぶり出し、変化を加速した。古代ローマの平和と秩序の女神「パクス」は消え、価値観の再構築が問われている。「パクスなき世界」では、どんな明日をつくるかを考えていく。

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