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G7が首脳宣言に「台湾海峡」明記へ、狙いは?

2021年6月8日の日本経済新聞朝刊1面に「G7『台湾』明記へ調整」という記事がありました。主要7カ国(G7)は11~13日にイギリスで開く首脳会議(サミット)で「台湾海峡の安定」が重要だと首脳宣言に明記する調整に入りました。どのような狙いがあるのでしょうか。

ここが気になる

今回のG7サミットでは、中国について集中的に討議する場を設けます。安全保障や経済、新型コロナウイルス、気候変動など幅広い分野を巡り日米と欧州諸国でG7としての共通認識を確認する予定です。特に中国の台湾への圧力を抑止することに重きが置かれており、台湾海峡に関する文言を首脳宣言に盛り込むのは初めてとなります。

バイデン米大統領は同盟国と協調し、中国の海洋進出や人権侵害を抑え込む戦略を描いています。4月から5月にかけて日本、韓国との首脳会談でまとめた共同声明にそれぞれ台湾海峡の文言を書き込んでいますが、さらにG7首脳宣言でも触れることで中国への抑止力を高め、主要国の円滑な連携をもたらしたい考えです。

欧州各国は従来、有力な貿易相手である中国との経済的な結びつきを重要視してきたため、抑止には消極的でした。ただ、台湾は半導体の世界最大の生産地であり、有事の際には車や電子機器の生産に深刻な影響が出るかもしれず、関与を強めざるをえなくなっています。今後どのような協力体制が生まれてくるのでしょうか。

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この記事をまとめた人:亀井亜莉紗
2018年入社。外食企業の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。ファミリーマートがパスタ皿の一部を再生可能な原料を配合した容器に変更するそうです。こうして少しずつ脱プラスチックが当たり前になっていったらいいと思いました。

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