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先進国で余るワクチン、途上国に融通できる?

2021年10月7日の日本経済新聞朝刊1面に「先進国でワクチン余剰」という記事がありました。先進国で新型コロナのワクチン在庫が増えています。接種が遅れる途上国に融通するには、どのような支援が必要になるのでしょうか。

ここが気になる

欧米では購入したワクチンが余剰となり、在庫が増えています。ワクチンには使用期限があり、2カ月を切ると途上国に寄付することも難しくなります。英調査会社の分析によると、年末までに欧米の2.4億回分が2カ月を切ります。日本でも年末ごろに2カ月を切るワクチンが出始め、22年3月には1億回分超に期限切れが迫ってきます。

ワクチンをむだにしないためにも接種が遅れる途上国に早く配る必要があります。ワクチンは主に、国際的に分配する枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて寄付されていますが、これまでに供給されたのは3億回分強で、当初計画していた年内20億回分には届きません。

融通の遅れは途上国側の受け入れ体制が整っていないことも要因になっています。マラウイは期限切れになったワクチン2万回分を焼却処分しました。コンゴ民主共和国は期限内に使い切れないと判断して130万回分を返却しました。先進国には、低温輸送や保管設備などのインフラ整備を含めた幅広い支援が求められています。

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この記事をまとめた人:遠藤智之
2016年入社。科学技術などの取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。今年のノーベル化学賞は薬の製造などに役立つ有機触媒を開発した米独の2氏に授与されます。この分野は日本も得意としています。来年以降の受賞に期待したいです。

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