/

気候変動リスク開示に国際基準、メリットは?

2021年11月4日の日本経済新聞朝刊1面に「気候リスク開示、国際基準」という記事がありました。企業の気候変動リスクの情報開示を巡り、IFRS財団が22年6月をめどに世界共通の基準を作ります。どんなメリットがあるのでしょうか。

ここが気になる

企業の経営や財務が、気候変動によって受けるリスクを開示する動きが世界で広がっています。日本でも上場企業に企業価値の向上を求めるための行動指針が21年6月に改定され、東京証券取引所に22年4月に新設される3市場のうち、基準が最も厳しい「プライム」に上場する企業は開示を求められるようになりました。

環境に関連した開示基準は乱立し、使い勝手がよくありませんでした。IFRS財団は地球温暖化対策の枠組みを決める国際会議(COP26)で、新しい基準を作る組織の設立を発表しました。同財団は企業が決算書の作成に使う国際会計基準を定めているため、気候変動に関する基準も世界で広く使われることが期待されます。

IFRS財団が公表した原案は、企業による温暖化ガス排出量について最大限の開示を求めました。工場などで生じた排出量だけでなく、他社から供給された電気の発電や部品調達による排出量も対象です。開示が進めば、投資家は企業を比べやすくなります。企業価値を左右するだけに、気候変動対策が一段と進みそうです。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。週末は1週間のニュースを振り返る動画を配信しています。
この記事をまとめた人:前田尚歩
2016年入社。日銀・金融市場の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。サッポロビールがAIでチューハイを開発します。幼いころ、特製ジュースを作ろうとドリンクバーでいろいろな飲み物を混ぜて試行錯誤していました。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

朝刊1面を読もう

日本経済新聞が最も大切にしている「朝刊1面」のニュースをわかりやすく、アレンジしてお届けします。

なぜこのニュースが大切なのか、インパクトはどこまで及ぶのか。
学生、若手社会人向けにニュースの背景を読み解くポイントをお伝えします。


動画で解説 日経電子版活用法

経営コンサルタントの小宮一慶氏が電子版活用法を動画で解説。より深くニュースを読み解くヒントが満載です。
>>日経電子版 活用動画

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません