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日本のEV技術、どこがスゴい?

2021年9月2日の日本経済新聞朝刊1面に「トヨタ、EV特許に競争力」という記事がありました。米国における電気自動車(EV)特許の重要度をスコア化し、出願企業の競争力を順位付けしたところ、首位はトヨタ自動車で、日本企業が上位50社の4割を占めました。日本のEV技術はどこが優れているのでしょうか。

ここが気になる

EVの関連特許にはモーターや電池など車の構成部品に関するものや、充電設備といったインフラ技術も含みます。日本企業のEV技術優位の源泉にはハイブリッド車(HV)があります。モーターや電池はEVと共通する部品が多く、首位のトヨタは充放電など電池の制御技術に優れています。1997年に商品化した「プリウス」以来の技術の蓄積が生きています。

ホンダは、駆動系などのシステムへ電気を効率的に送る電池の配置で優れており、3位にランクインしました。5位にはデンソーが入り、車部品メーカーでは最も順位が高くなりました。EVの航続距離を大幅に伸ばせると期待されている「全固体電池」でもトヨタが特許で先行しており、完成車や素材メーカーの開発が進みます。

一方、販売面で課題が残ります。EVとプラグインハイブリッド車(PHV)の2020年の世界販売では、日本勢は日産の14位が最高でトヨタは17位との調査もあります。日本の製造業は電機製品で世界を席巻した時期はありますが、一定の品質と低価格を両立させた韓国や中国企業に逆転を許しました。優れた技術を素早く販売強化に生かす必要がありそうです。

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この記事をまとめた人:横山龍太郎
2016年入社。大阪で自動車関連や医薬品、造船企業の取材を経て、現在は電子版と紙面の編集を担当。百貨店など小売り各社で2022年のおせち商戦が始まります。そういえば10年くらい食べていないおせち料理。コロナ下で自炊に力を入れ始めたので、「自作おせち」を検討中です。

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