春秋(1月26日)
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気候変動という言葉を頻繁に耳にするようになった。自然の脅威がかつてなく増したように感じるが、昔の災害もなかなかすさまじかった。1951年2月14日から15日にかけ、強風を交えた大雪が日本各地を襲った。「白魔荒れ狂う」。そんな見出しが弊紙で躍った。
▼東京で警報が出され、線路に積もった雪を取り除こうとラッセル車が出動した。東京証券取引所が臨時で休業した。災害のせいで休むのは関東大震災以来という。船...
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