言葉のみか実行か、日韓占う3つのリトマス試験紙
編集委員 峯岸博
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「マルロマン」。韓国語で「言葉だけ」「口先ばかり」を意味する。韓国の保守層が文在寅(ムン・ジェイン)大統領を批判する言葉で、最近の対日外交を評するときにも使われる。新年の記者会見で、日本企業や日本政府に賠償を命じた判決や裁判の手続きに懸念を示し日韓関係修復への意欲を力説してから40日近くたつが、目に見える新たな動きはない。迫り来る3つの関門が、文氏の覚悟を占うリトマス試験紙になる。
19日、ソウル...
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いま韓国・北朝鮮で何が起きているのでしょうか。 朝鮮半島の情勢は、日本の政治や経済に大きく関わっています。 このコラムでは、いま日本が知っておくべき朝鮮半島の政治・経済の裏側や、日本社会への影響などについて、日本経済新聞独自の視点でお伝えします。