[社説]メルケル後の変化に備えを
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ドイツのメルケル首相が所属する与党、キリスト教民主同盟(CDU)の新党首にラシェット氏が選出された。ポスト・メルケルの有力候補に浮上したが、国民的な人気はいまひとつで、9月の総選挙をにらみ波乱が予想される。
次の総選挙に出馬せず引退すると表明したメルケル氏が首相に就いたのは2005年11月。以来、安定した政権運営で国民の人気は高く、国際社会でドイツの存在感を高める原動力となった。
そんな欧州の盟主...
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