習氏の密使訪韓、米にシグナル バイデン氏との協議探る
編集委員 中沢克二
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米大統領バイデンの訪韓、訪日、日米豪印による「Quad(クアッド)」首脳会議、インド太平洋経済枠組み(IPEF)立ち上げなど中国を意識した動きが目白押しだ。崖っぷちの米中関係は、今秋の中国共産党大会でトップ続投を狙う国家主席の習近平(シー・ジンピン)にとっても大きな懸念材料になっている。
ロシアのウクライナ侵攻を巡り、中国国内世論が真っ二つに割れる事態にも頭を痛める習は、ひそかに布石を打った。長...
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経済や安全保障面で米国の一極支配を打破しようとする中国の習近平政権の中枢で何が起きているのか。習国家主席による腐敗撲滅政策の狙いなどを的確に報じ、「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した中沢克二・日本経済新聞編集委員(元中国総局長)が深掘りする。
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