ロシア旗艦沈没に焦る習近平氏、台湾統一戦略に影響
編集委員 中沢克二
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「私は破壊の激しい前部の小口径砲塔へ向かった。そこは見るも無残なありさまで、砲座という砲座はすべて修復不能なまで粉砕され……」
帝政ロシア・バルチック艦隊の旗艦スヴォロフに乗り組んでいた参謀、ウラジミール・セミョーノフは、1905年5月27~28日の日本海海戦で生き残ったものの使命として、壮絶な戦闘と海底に沈む旗艦の最期を克明にづづっている。日本側による日露戦争の記録も引用した回想録「THE B...
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経済や安全保障面で米国の一極支配を打破しようとする中国の習近平政権の中枢で何が起きているのか。習国家主席による腐敗撲滅政策の狙いなどを的確に報じ、「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した中沢克二・日本経済新聞編集委員(元中国総局長)が深掘りする。