「新しい資本主義」に既視感 いいところ取り、刺さらず
編集委員 小平龍四郎
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岸田文雄首相が掲げる看板政策「新しい資本主義」を、「新しい」と感じる人は多いのだろうか。岸田首相は金融所得課税見直しに象徴されるアンチ市場の要素を封印し、5日の英金融街の講演では「貯蓄から投資へ」「資産所得倍増」といった投資家好みのフレーズをちりばめた。その後、米国で広がる「パブリック・ベネフィット・コーポレーション」(PBC)の日本版をつくる構想も明らかになった。中身の是非はさておき、米欧事例...
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